TOP



4時限目が始まった。
純子は後ろから亜由美の切迫した状況を楽しんでいる。
(もう限界かな。ここを耐えても、給食で牛乳飲ませたらキマリ、ね)
細かく足踏みしたり、小さなうめき声を立てたり、股間を手で押さえる仕草をする亜由美を後ろから観察しながら、純子は笑みを浮かべるのだ。
(亜由美どうするかな。ウンチ行きたいっていうかな)
と想像する純子だが、そのとき教師が突然思わぬことを言った。
「えーと、朝倉さんだったかな。気分でも悪いの?」
教師が、顔色が悪くおかしな仕草をしている亜由美の状態に気がついたようだ。
突然教師に問いかけられた亜由美だが、どう答えていいものやら返事が出来ない。
もはや膀胱は決壊寸前と言った所だが、純子に言われた「ウンチに行きたい」という言葉など恥ずかしくて言えやしない。下手なことを言って、後で純子たちに制裁を加えられるのも怖い。
(どう言えばいいのかしら)
悩む亜由美だが、重ねて気分が悪いなら保健室にでも行くかと教師に聞かれると、うんと頷くのだった。
とりあえずトイレに行きたい、と立ち上がった亜由美の後ろから、思わぬ声が上がる。
「先生、心配なので私付き添います」
と純子が立ち上がるのだ。
「いえ、結構ですから」
亜由美が断るが、
「あゆちゃん、保健室の場所とか分かるの? 友達だし、付いていってあげる。先生、いいでしょ」
というと、亜由美の肩を抱き、教師に付き添う許可を求めた。
「そうね、転校してきたばかりだし。悪いけど付き添ってあげて」
亜由美が純子に脅されているという事情を知らない教師は、あっさりと許可した。
「さあ、行こう。大丈夫?」
親切めかして純子は亜由美を廊下へと連れ出した。
(ああ、純子さんは何を考えているんだろう)
亜由美はこれから何をされるのか、不安を感じていた。

廊下に出ると純子は肩に回していた手を解き、亜由美の下腹部に裏拳を入れた。
「あっ、やめて」
もうずっと尿意をこらえている亜由美は、へっぴり腰になり哀願する。
「あれ、漏らしそうになっちゃった?」
くすくすと笑うと、純子は亜由美を連れて女子トイレへと入る。
「お願い、純子さん。一人で用を足させてください」
亜由美が必死に頭を下げる。
トイレの個室に入ろうとした亜由美のすぐ後から、純子も個室に体を乗り入れて、開かれたドアにもたれかかって、ドアを閉めさせないようにしていた。
「また言いつけにそむいたよね。トイレに行きたけりゃウンチしたい、って言えって命令したでしょ?」
そういうと純子は、亜由美を個室の奥の壁に押し付ける。
「おしっこしたかったらさせてあげる。ほら、早くすれば?」
純子は亜由美を壁に押し付けながら、亜由美の下腹部の辺りをぐいぐいと手で押し始めると膀胱が圧迫された亜由美は、悲しげなうめきを漏らすのだった。
「ああ、お願い、純子さん、そこだけは……やめてください」
しかし純子は手を休めず、亜由美の膀胱を圧迫していくのだ。
弱弱しく抗議していた亜由美だが、ふっと全身の力が抜けた。
黄色い液体が、亜由美の白い太ももをから膝の下へと伝って、落ちていく。
「あらー、せっかくトイレに入ったのに、漏らしちゃったんだ」
純子が嬉しそうに笑う。
「あーあ、パンツびしょ濡れでしょ。パンツ脱いだら? それと、このままだとスカートも濡れちゃうから、スカート捲くったほうがいいんじゃない?」
学校でおしっこを漏らしてしまったという屈辱の体験に、亜由美の顔は青ざめていた。言われるがままにスカートを捲くると、おしっこで濡れた亜由美の白い綿のパンツを純子がずり下げ、足の先から脱がす。
亜由美はスカートを持ち上げて股間を晒しながら、ただ呆然と見ていた。
純子はパンティを脱がすと、亜由美の股間部分をトイレットペーパーで拭い、興味深そうに見だす。
「もっと足開いて。へえ、あんたのま○こ、こんなかわいい形してんだね。まん毛はそれほど縮れてないけど固いみたい。剛毛ってやつね」
などと好き勝手に亜由美の羞恥の部分に手を差し伸べ観察すると、亜由美を見上げて手にした布切れをかざす。
「びしょ濡れのパンツ、これじゃもう穿けないわね。じゃあこれ、捨ててくるね」
「捨てるんですか?」
驚く亜由美だが、純子は首を傾げて笑う。
「当たり前じゃない。それともこれを穿く?」
「いいえ…」
やっとの思いで亜由美が返事をすると、純子は亜由美の汚れたパンティを指先で、さも汚いものだという風に摘んで、立ち去っていった。
残された亜由美はハンカチやトイレットペーパーで、尿が伝わり落ちた太ももから足首までを丹念に拭い始める。
白いソックスの上部も、尿で濡れてしまっていた。
学校でお漏らしをさせられてしまった屈辱の体験に亜由美の大きな瞳から、涙がこぼれる。
「お待たせー、捨ててきてあげたよ。あれ、なに泣いてんの?」
戻ってきた純子が泣き顔の亜由美を覗き込み、茶化すように言う。
「おしっこできてすっきりして、気持ちいいでしょ。黙っててあげるから、教室に戻ろう」
楽しそうに歩く純子の後を、亜由美はとぼとぼと肩を落として着いていく。

4時限目が終わり、昼休み。
純子たちと机をならべて給食を食べる亜由美だが、朝からの屈辱の体験のため、食欲などない。
それにおしっこを漏らしたり、今はノーパンなのを純子が笑いものにするのではと恐れてもいたが特になにもなく、ごく普通に平和に給食時間が過ぎていくのだ。
変わったことといえば、亜由美の食が進まないのをいいことに、朱実がデザートのプリンを取り上げたことくらいだ。
甘いものが大好きな亜由美だが、今はプリンなんてどうでも良かった。
(今日はこのまま無事に過ごせるのかしら)
純子の顔をうかがうが、純子は目が合ってもにこっと無邪気な笑顔を返すのみで、それが逆に不気味でもあった。


TOP 次章へ 前章へ 目次へ


Copyright(c) 2006 nata all rights reserved.