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「亜由美、約束破ったね?」
ある日の放課後、亜由美は屋上に連れ込まれ、純子たちに囲まれていた。
「どうしてオナラしなかったの?」
朱実から肩を小突かれる亜由美は、当惑した表情だ。
昼休み後の5、6時間目、授業中にオナラをするようにとの命令が下されていた。
静まり返った授業中にオナラをするなんて耐えられない。しかし命令に従うしかない亜由美は、何とか言いつけどおりにオナラを出そうとするのだが、そう自分の意思で出せるものではないし、緊張すればするほどますます出なくなってしまう。
結局、オナラは出せなかったのだが、その罰を与えるとして屋上に連れ込まれていたのだ。
「出そうとはしたんです。でも、出なかったんです」
必死に言い訳する亜由美だが、純子たちは聞き入れない。
「ちゃんと給食のフライドポテト食べたでしょ。それでオナラ出ないはずないでしょ。舐めてんのかよ」
純子が亜由美のセーラー服に手を掛ける。抵抗できない亜由美をよそにセーラー服を捲り上げてブラジャーを上にずらすと、亜由美のふくよかに実った乳房を剥き出しにして、その盛り上がりに遠慮なく手を掛ける。
指を食い込ませてグイグイと乳房を揉んでいく純子の攻撃に、亜由美は泣きそうだ。
「すみませんでした」
か細い声で謝る亜由美を満足そうに眺めると、純子は手を離す。
「悪いと思うなら、お詫びにストリップよろしく。素っ裸になってもらうからね」
その言葉に亜由美は愕然とする。
ああ、ついに全裸にされる日が来てしまったのかと、これまでのいたぶりから遠からずその日が来るとは覚悟していた亜由美だが、さすがに全裸とは思春期の娘にとってつらい。
だが、逆らう気力などない亜由美は、純子に命じられるままにスカーフに手を掛けた。
純子たちは亜由美からやや距離を置いて座り込み、見物の体勢に入っている。
「さあ、ストリッパー亜由美ちゃん、よろしく」
朱実の冷やかしを受けながら、亜由美は暗い顔でもじもじしながらも、出来るだけゆっくりと服を脱ごうとする。
紺のスカーフを外し、セーラー服をゆっくりと脱いでいく。脱いだ服を丁寧に畳んで何とか丸裸になる時間を少しでも遅らせようとする亜由美に、朱実が罵声を飛ばす。
「畳む暇あったら、さっさと脱げよ」
それを純子が制する。
「まあいいって。ああやって時間稼ぎしてるのよ、亜由美は。バカねえ、時間はたっぷりあるし、晒し者になる時間が長引くだけだってのに」
セーラー服を畳み終えた亜由美の上半身は、オフホワイトのフルカップのブラジャーで覆われていた。夕日を背に浴びて上半身ブラジャー姿の亜由美は、純子の目にはまるで後光でも差しているかのように映る。
(もっともっとさらけ出してあげるから)
夕日を受けるせいか亜由美の神々しく見える半裸体。
その姿に純子はなぜかムカつきを覚えるが、内心を押し隠して仲間とニヤニヤ談笑しながら、上半身ブラジャー姿の亜由美を眺める。
「せいぜい色っぽくお願いね」
純子が檄を飛ばせば、朱実も
「あゆちゃん頑張れ!」
と無責任に喜んでいる。
亜由美が唇をかみ締めながらブラジャーのホックを外すと、両腕からブラジャーを抜いて下に落とす。そしてすぐに乳房を両手で覆い隠す。
「お次はスカート。掃除の時間はいつもスカート脱いでパンツ丸出しでいるんだから、慣れたもんでしょ」
朱実に囃され、亜由美はためらいながらも乳房を隠していた両手を離し、スカートを脱いでいく。
紺のスカートがふわりと亜由美の足元に落ちて広がる。今や亜由美の下半身を覆うのは、白地にストライプの模様の、大きめの綿のパンティ一枚だ。
「ダサいパンツ。今週は掃除当番じゃないから油断してたんでしょ。駄目よ、いつも脱がされることを想定して下着を着けなきゃ」
勝手なことを純子に言われて、亜由美はうなだれる。
両手をパンティの前で組んで、黒々と生えている恥毛が透けて見えないようにしているさまが、何ともいじらしい。
「さ、いよいよパンツ脱いで。どんな生えっぷりかちゃんと見てやるからさ」
純子に言われても、亜由美はなかなかパンティを脱ごうとはしない。羞恥の源を覆う最後の一枚だけは、許して欲しかった。
「お願い、恥ずかしくてもうこれ以上は限界です」
哀願するが、効果があるはずなどない。
「早くしろよ」
怒声とともに、寿美子が持っていたペットボトルを亜由美の裸身めがけて投げつける。とっさにかわそうと半身になった亜由美の肩口にペットボトルが当たり、ポコンポコンと乾いた音を立てて屋上の床を転がっていった。
座ってストリップを観戦する純子たちに対し、ペットボトルをよけたままの半身の体勢で、亜由美は涙目になりながら目を伏せている。片手で乳房を覆い、もう片手で白いストライプ模様のパンティのゴムを掴む。
純子たちに罵声を浴びせられようが、亜由美はその姿勢で立ち尽くしたままだった。
「しょうがないわね、じゃあ脱がすか」
純子が言うと、待ってましたとばかりに朱実を先頭にして、純子一派が亜由美に襲い掛かる。
逃げ場もない屋上で、しかもパンティ一枚の半裸の亜由美はどうすることも出来ずにしゃがみこむものの、体制を崩されて仰向けにされ、両腕を押さえつけられる。
そしてしゃがみこんだ朱実が亜由美のパンティのゴムに手を掛けると、
「さあ、いよいよ脱がしてあげる。今の気分は?」
意地悪く質問すると、ゆっくりとパンティを下ろしていく。
「イヤッ、お願い、見ないで」
亜由美の悲鳴にも似た願いなど、聞くものはいない。興味津々と言う感じで亜由美の恥ずかしい部分を皆がのぞき見る。パンティで覆われていた下腹部はまるで食パンの生地のように柔らかそうで、生白い。そしてへそのすこし下から萌え出した毛は、デルタゾーンで長方形に黒々と、日を浴びて光沢を出して生えていた。
ついに恥ずかしい場所が晒された亜由美は唇をかみ締めて顔を背けた。
「結構生えっぷりいいじゃん。艶もあるし」
朱実が言うと、フッと亜由美の恥毛に息を吹きかけて、ビクッと反応する亜由美を笑う。
「可愛い顔して、立派に生えてるじゃない。おっぱいといい、まん毛といい、一人前の女ね」
寿美子も冷やかす。
「じゃあいよいよあそこ見せてもらうわよ」
寿美子と純子が亜由美の固く閉じられていた両足を持ち、グイと開いて固定する。
亜由美のきれいなピンク色の亀裂があらわにされた。
「ああ…見ないでください」
亜由美が哀願するが、聞きいれる様子がない純子たちは、構わずに亜由美の股間を覗きむ。
「可愛い形してんじゃん。今日はじっくり見せてもらうよ。どれどれ」
これまで唯一亜由美の秘所を観賞したことがある純子が、亜由美の秘所の襞を指で押し広げていく。
(もういや、死んでしまいたい)
女として最も恥ずかしい部分を、青空の下でクラスメートの指で広げられる。朱実たちが好き勝手に囃し立てているなか、亜由美は言い様のない屈辱感を味わっていた。
校庭で部活に興じる生徒たちの掛け声や嬌声が聞こえてくる。それすらも、何か皆が自分を嘲笑っているかのように聞こえてしまうのだ。
その何もかも剥き出しの亜由美の裸体めがけ、カシャ、カシャとシャッターを切る音がする。


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