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(やっぱこの先生むっつりスケベなんだから。可愛い転校生の亜由美とパンツが気になって仕方ないのね)
そして純子は突然手を上げた。
「先生、いつまでも朝倉さんがノーパンでいるのも可哀想です。もうパンツが乾いてるなら、穿かせてあげたらどうでしょう」
「まあ、確かにそうだね」
人差し指でメガネをつんとあげながら答える教師に、純子はさらに提案する。
「先生、もうパンツ乾いてますかぁ? 朝倉さんのためにちょっと見て欲しいんですけど」
その声を聞きながら、亜由美はじっと机の上の教科書を見詰めている。
いや、亜由美のつぶらな瞳には、教科書の文字など写っていない、ただ度重なる純子の悪意に、どうしようもない思考停止の状態に追い込まれているのだ。
(まさか女の子の下着を男性教師が触ったりしないわよ)
顔を伏せながらも内心念じている亜由美の耳に、男性教師の上ずった声が響いてきた。
「あ、そうか。じゃあ調べてみようか」
亜由美にとって信じられないことに、その教師は窓際に向かい、ハンガーに掛けられて風にそよいでいる亜由美の白い綿のパンティに近づくのだ。
(何するのよ、まさか、やめてよ)
亜由美は強張らせた顔を上げ、教師の動作を見つめた。
干されているパンティを目の前にした教師がそれを手に取ろうかという直前、亜由美を振り返る。
教師の欲情した目と、亜由美の悲しそうな動揺した目が合うと、さすがに教師は自分の行いを恥じたのだろうか、出そうとした手を引っ込めたのだが、代わりにすぐそばの生徒に命じて、パンティを点検させるのだ。
「どうだ、乾いているか?」
「はい、ちょっと湿ってますけど、穿けると思います」
亜由美のパンティを手にしたその生徒はそう答えると、小声で
「でも、なんとなくおしっこくさいかもね」
と付け加え、クラス中が爆笑の渦に包まれるのだった。
「そうか、じゃあ朝倉、早くパンツを穿きなさい」
教師に促され、亜由美はクラスメートの嘲笑と好奇の視線の中、教室の前に進む。
点検した生徒からパンティを受け取ると、皆が見てる前で片足ずつ上げて、パンティに足を通していく。
これでようやくノーパンを免れ、パンティを晒し物にされる屈辱から逃れた安堵感を覚える亜由美だが、同時に湿った綿の嫌な感触が敏感な亜由美の肌に伝わるのである。
「良かったねー、もうこれからはお漏らししないように気をつけてね」
ほっとした顔の亜由美を見て、朱実が冷やかす。
またどっと沸く教室の中を、亜由美はうつむきながら席に戻る。
その途中、クラスメートたちの遠慮のない私語が亜由美の胸を打つのだ。
「朝倉さんって、いい晒し者ね」
「最初はすごい頭いい人だと思ったけど、あれじゃ単なるいじめられっ娘じゃない」
「これってチョー悲惨じゃない?」
など、好き勝手なことを言い合っているのだ。
「さあ、静かにしろ。仲間の失態を笑うんじゃない。授業再開だ」
さっきまで好色そうな顔で傍観者を装っていた教師が、威厳を示そうと声を張り上げる。
教室のざわめきが収まりつつある中、亜由美は涙を浮かべていた。
(もう嫌、こんな目にあうのなら、田舎の叔父さんの世話になればよかった)
亜由美の脳裏には、楽しかった故郷の仲間たちの顔が浮かんでいた。

授業が終わり、掃除の時間になる。
一人だけスカートを奪われ、パンティ丸出しの少女がいた。
「お掃除サボらないように、スカート預かっておくからね」
純子率いる掃除当番のメンバーだけになった教室で、純子の恫喝にもはや逆らいもせずに亜由美はスカートのホックをはずし、するっとスカートを床に落とすのだった。
「じゃああたしが預かっておくわ。あたしゲームに勝って掃除当番免除だし」
亜由美のおしっこ我慢ゲームで時間を当てた寿美子が亜由美のスカートを手に取ると、教壇の上にスカートを広げ、それを敷物に見立てて腰をかける。
教室の掃除が始まったが、純子たちは掃除の傍ら机を運んでいる亜由美の剥き出しのパンティ姿を笑ったり、平手で尻を叩いたり、また背後に回っていきなり両手を亜由美の胸に回して、そのふくよかな盛り上がりをつかんだりと、落ち着きがない。
純子たちにいたずらされるたびに、亜由美は身をよじって悲鳴を上げるのだが、思い切り抵抗できないままに弄り物になるのだった。
そして掃除が終わると、純子たちが下半身パンティ一枚の亜由美を取り囲む。
「どう、今日一日の出来事は。忘れられないんじゃないの? パンツ剥き出しで立たせられるは、お漏らしするは、おしっこで濡れたパンツ晒されるは」
唇をかみ締めたままの亜由美に業を煮やしてか
「え、どうなの」
と朱実が亜由美の肩を小突く。
「そうそう、パンツ乾かしてるとき、あの理科のセンセ、すげースケベな目であんたが干してるパンツ見つめてたよ。お小遣いに困ったら、売りに行けば買ってくれるんじゃないの?」
脱がした亜由美のスカートに相変わらず腰掛けている、寿美子も冷やかす。
うつむいて何もいえない亜由美であるが、純子が亜由美の顎を掴んで顔を上げさせる。
「あんたが悪いのよ。言いつけどおりにしていればこんな目にあわなかったのに。言われた通りに香子の黒い下着着けてくれば、パンツ剥き出しにされることもなかったんだよ。授業中に正解を答えさえしなければ、おしっこ我慢大会も、お漏らしもなかったんだよ。その理屈分かるよね」
と、亜由美の強張った頬を平手で軽く叩くのだ。
何で私が悪いんだろう、私が何をしたというのだろう、どうして理不尽な命令通りにしなくちゃいけないのだろう。亜由美は内心そう思いながらも、逆らうことができない。
口ではハイと言わないものの、純子の凄みに対し小さくうなずいた。
「分かればよろしい。じゃあこれからもうちらの命令には絶対服従よ。逆らうと、余計きつい目にあうからね。今日で分かったでしょ」
純子はようやく掴んでいた亜由美の顎から手を放し、ついでとばかりその手で亜由美の頬を叩く。
純子に代わり今度は朱実が
「じゃあ早速言うことを聞いてもらうからね」
と言うと、亜由美のセーラー服を捲くり上げ、ブラも上に押し上げた。
ぶるんと亜由美の見事な巨乳がさらけ出される。
「ねえ、あんた、やっぱこれ大きすぎるんじゃない?」
朱実は亜由美の乳房をやんわりと揉み始めて、口を亜由美の耳に当てて囁くのだ。
それに寿美子も呼応する。
「そうそう、可愛い顔に似合わないくらい不自然に大きいわよ」
「そうだ、まず命令の第一弾として、明日までにおっぱい小さくしておいて。そうねえ、Bカップくらいの大きさが丁度いいじゃない?」
げらげらと笑いながら朱実と寿美子は勝手なことを言い出す。
「ほら、どうなのよ、返事は?」
朱実は亜由美の片方の乳房を揉んでいた手に、徐々に力を込めていく。すると亜由美の白い乳房が変形し始め、青い静脈が浮きあがるのだ。
「血管なんか浮き上がらせる暇があるなら、さっさと返事しろよ」
朱実が笑いながら、亜由美の苦痛と困惑にみちた表情を楽しむかのように詰問する。
「む、無理です」
か細い声でようやく答える亜由美だ。
「え?何だって?」
大声でわざとらしく聞き返すと朱実は、乳房を揉んでいた手で、今度は乳首を摘んだ。
「言うこと聞けないの? なんでも命令に従うって言ったばかりでしょ。そんなことだからいじめられるんだよ」
摘んだ乳首をキュッと捻る。
「あ、痛いです」
鋭い苦痛が亜由美の可憐な乳首を襲う。
(私だって、胸が小さい方が良いよ…でもそんなこと無理に決まっているのに)
恥ずかしがり屋の亜由美は、服の下から胸を盛り上げる豊かな乳房がコンプレックスでもあった。すれ違いざまにじろじろ見られるのが嫌で仕方なく、もっと小さければ良いのにとさえ思っていた。しかし、乳房を小さくしろと言われても、そんなことを自分で出来るはずもない。
そんな思いも口に出せない亜由美は黙ったままである。そこに純子が割って入った。


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